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運動のすすめと「8の字循環」について

平成31年(2019年)3月27日

一般社団法人日本POPサミット協会

会長 安達昌人

 本格的な春を迎え、ジョギングする人の姿が目立ち始めました。スポーツシーズンの到来です。皆さんも、ふだん運動をしていますか? 自分のことで恐縮ですが、週に1日は合気道に励み、2日は夜の8時半から近所のプールで泳いでいます。目的は、体力と気力を維持するためです。

 そこで、今回は、運動がなぜ身体に良いのかを考察してみたいと思います。運動は「循環器」と大きな関わりを持つので、まず、ネットで検索した循環器について触れてみます。

 循環器の中心部は「心臓」です。心臓は「中隔」で左右の部屋に分かれます。さらに上下に分かれて、左側に「左心房」と「左心室」、右側に「右心房」と「右心室」があります。

 左心室が収縮してポンプの役目を果たし、全身の各組織の毛細血管に血液を送り出します。これが「大動脈」です。全身で酸素を消費し二酸化炭素や老廃物を含んだ血液が、心臓の右心房に戻されてきます。これが「大静脈」です。この大きな流れが「体(大)循環」で、血液が循環バスに乗車して運ばれて行くような状態です。心室が縮小して血液を送り出している時、心房は拡張して血液を吸い込みます。心室と心房は常に逆モーションで動いています。

 次いで、右心房の待合室に入った血液は右心室に移動し、右心室がポンプになって肺に送られます。これが「肺動脈」で、肺という停留所で酸素を補給し二酸化酸素を捨ててガス交換します。その血液が「肺静脈」を通って左心房に溜め込まれます。この流れが「肺(小)循環」です。左心房の血液は左心室に移され、最初に戻って全身に(下半身に、上半身に)送り出されます。

 この小循環と大循環を図形に作成してみると、8の字の形になりました。循環器についていろいろと検索しても8の字という言葉が使われていません。そこで勝手に「8の字循環」とネーミングしました。そして目下、「8の字循環」という用語を商標登録出来ないものかと目論んでいます。(^J^)

 

 なぜ循環器について調べたかといえば、実は再び自分のことで恐縮ですが、最近、健康診断の際に心電図で不整脈が顕著になり、循環器科医師の指示で薬を服用することになったからです。その薬のせいか、不整脈(正しくは「心房細動」)は収まっているようです。日常生活で自覚症状はまったくありません。この「8の字循環」の図を、今度、医師に見せびらかそうと考えています。

 

 さて、運動がなぜ良いかといえば簡単なことです。心臓をドキドキさせることで心拍数を高め、ポンプ機能で血液を全身に潤滑に送ります。手足を動かす筋肉の活動で、酸素を使い果たした血液を心臓に送り返します。すなわち大循環を活性化します。必要な血液を循環させる能力が心機能で、心臓に循環させられない状況が心不全です。よく立ち仕事の習慣で脚に静脈瘤の症状を持つ人がいますが、大静脈の機能不全の一種ともいえるようです。

 

 運動はまた、呼吸器を働かせます。肺自体は拡張・収縮は出来ません。肺の周りの筋肉が動くことで肺が広がったり縮んだりします。この呼吸動作に関わる筋肉の総称が「呼吸筋」で、肋骨の間にある肋間筋、斜角筋、背柱起立筋、そして横隔膜などが最大の呼吸筋です。

 運動の呼吸で、小循環を活性化し、たっぷりと酸素を含んだ血液を肺から心臓に送って「8の字循環」のスムーズな流れを促進します。呼吸は普通は鼻から吸い込んだ息を口から吐きますが、水泳だけは別で、口から吸って鼻から吐いています。その他、ウオーキングやジョギング、エアロビクス、サイクリングなど長時間継続して行う「有酸素運動」が、体脂肪の燃焼とともに、呼吸循環器系の機能を向上させ、持久力を高めることは周知の通りです。

 ということで「健全なる精神は健全なる身体に宿る」ではないですが、「いい仕事は健全なる身体から生まれる」といったわけで、もし身体を動かしていない人がいるようでしたら、この春、規則的に運動に取り組む機会を作ってみませんか。提案いたします。

 

以上

 

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